水素風呂のリラックス・疲労回復効果が、普通のお風呂よりも高い理由を説明しています。
水素風呂でなくても、湯船にゆったりつかると疲労回復や心身のリフレッシュ効果が得られます。体が温まることで血液の循環が活性化し、栄養・酸素の供給や老廃物質の運搬が促進されるからです。
人間の血液中には疲労の原因になる「乳酸」という物質がありますが、入浴前と入浴後でにその数は大幅に減少するそう。ちなみに、39~41℃程度のぬるめのお湯でゆっくり温まるのが、疲労回復には最も効果的とのことです。
このように、お風呂に入ることにはもともと疲労回復やリラックス効果がありますが、水素の力が加わると、その効果は相乗的に高まるという実験結果が出ているそう。その理由となる実証データを紹介しましょう。
体温の上昇変化
普通の入浴で体温が0.6℃上昇するのに対し、水素入浴では1.0℃上昇。体温が1.0℃上昇すると、免疫力は5倍以上向上するとされています。
また、体温が1.0℃上昇すると、基礎代謝も12~3%向上するといわれています。基礎代謝を上げることは、ダイエットにも繋がります。
血流量/血液循環速度の向上
水素風呂では、普通のお風呂よりも血流の量が13.6%、循環の速さが17.6%向上。酸素や栄養の補給がよくなり、新陳代謝や肌の若返り、内臓の活性化などの効果が期待できるそうです。
生体ストレス度の減少
入浴前は59KIU(KIU=ストレスの度合いを数値化した単位)だったストレスの数値が、水素風呂に入ったあとは29KIUに減少。これにより、記憶力低下やホルモンバランスの乱れを回復させる効果があるとのことです。
脳波の変化
水素風呂に入ることで、リラックス状態を示すα波が15.0から35.0へと大きく上昇。優れた癒し効果があると認められています。
こうした医学的データからも、水素風呂には普通のお風呂よりも高い疲労回復・リラックス効果があることが証明されています。
余談ですが、草津をはじめ日本の有名温泉から湧き出ている源泉には、ほぼ確実に水素水が含まれていることがわかっているそうです。温泉に入ると疲れが取れてリラックスできるのには、ちゃんと理由があったんですね。